更に、デジカメの場合は、フィルムを収容したり フィルムを送る機構も
いらないので、カメラ本体も超小型化できるのです。
【センサーの比較】
http://www.e-photo.ecnet.jp/mz/002/002a.htm
センサーが非常に小さいと言う事は、レンズの口径や焦点距離も小さく
できるのですが、焦点距離が短くなると 写真の効果として "被写界深度"
が "深く" なるのです。
"被写界深度" なんて いきなり難しい言葉が出てきましたが、これは
どう言うことかと言うと、ピントが合う範囲(前後の)が広くなると言
うことで、コンパクトデジカメはフィルムカメラよりピンボケ写真をつ
くる確率が少なくなる筈なんです。
注:特にレンズのズーム比が 2〜3倍までのデジカメは 焦点
距離が短めなのでボケにくい。
逆に言えば、例えば花や人物のアップを撮ったとき、その背景をぼかし
て花や人物を浮かび上がらせるような写真は不得意ということになります。
【デジカメの得意/不得意写真】
http://www.e-photo.ecnet.jp/mz/002/002b.htm
この被写界深度、即ちピントが合う前後の距離範囲は ややこしいことに
絞り値、被写体までの距離、レンズの焦点距離によって変わり
・絞りを絞ると ピントが合う範囲が広くなる(明るいところではカメ
ラが自動的に絞りを絞るのでボケにくくなる)
・広角撮影にすると ピントが合う範囲が広くなる(広角側で撮影する
とボケにくくなる)
・被写体までの距離が遠くになるほど ピントが合う範囲が広くなる
(2〜3m以上離れて撮影するとボケない距離範囲が広くなり失敗
写真が少なくなる)
と言う事になります。
【絞り/焦点距離/被写体までの距離とボケ】
http://www.e-photo.ecnet.jp/mz/002/002c.htm
従って、ピンボケ写真を少なくするには
・明るい場所で
・ズームレンズを広角側にして
・被写体(写したい人物)から数m離れて
撮影するように気をつければ良いと言う事になります。
ただ、いつもこの様な条件で撮影できるとは限りませんし、出来たとし
ても いつも同じように写真を撮っていても変化がなく面白味に欠けま
すから、こう言ったことを知った上でイロイロと工夫をしていただくと
いいと思います。
で、この様な条件が満たせないときには、フラッシュを点灯させるとか
三脚を使用する とかするわけですね。
と言う事なので、
・明るい戸外で
・3倍ズームまで(望遠の程度が少な目)のデジカメで
・被写体から2m以上離れて
落ち着いて撮影すればほとんどピンボケの心配はしなくて済むはずなん
ですが....
(お客様の写真プリントをしていると そうでもないような)
----- ここから "手ブレ" の話 ----------------------------------
ピンボケのように見える写真の中には、本当のピンボケ写真以外に、画
素数設定が低すぎて(30万画素以下とか)シャープさにかける写真も
見受けられますが、実は 手ブレ写真が多いようです。
デジカメのセンサーというのは既に説明したように フィルムに比べて
非常に小さい面積の中に、光を捉える素子が数百万個組み込まれている
わけですから、光を捉える部分のひとつひとつは極めて微少で、少しし
か光を集めることが出来ません。
光を集める能力が低いと言う事は、カメラの感度(ISO感度)が低い
と言う事になります。 多くの方々が使用されているデジカメは、感度
が100か200のものが多い筈です。
注:参考までにネガカラーフィルムはISO感度400のタイ
プが一番よく使われています。
レンズの明るさが同じだとすると、ISO感度が低いと シャッター速度
が遅くなってしまうので、シャッターが開いている間にカメラを持つ手
が動いてしまい、結果的に手ブレをおこしてしまいます。
注:最近では感度800のコンパクトデジカメもあるようで、
この様なデジカメなら手ブレの危険性も大幅に減少します。
上記の理由の他に、もう一点 コンパクトデジカメで手ブレをおこしやす
い大きな理由があるんです。
昔、フィルム式カメラで撮影するときは、「ファインダーをしっかり覗き
カメラを持つ両手の脇を締めて」なんて教わりましたが、コンパクトデジ
カメの場合は液晶表示部(LCD)を見て撮影するため、両手を伸ばして
カメラを持ってシャッターを切るのが普通ですよね。
この為、どうしても、カメラが不安定になるんですね。 この為、手ブレ
が起こりやすくなります。
注:カメラつきケータイは 片手でケータイを持って撮るので
更に不安定になります。
手ブレをおこした写真は 一見ピンボケのようにも見えますので、案外 手
ブレとは認識していない人が多いのかも知れません。
【手ブレ写真の例】
http://www.e-photo.ecnet.jp/mz/002/002d.htm
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|【今週の知識】
| コンパクトデジカメは ピンボケ写真より
| 手ブレ防止に気をつけよう!
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「それは分かった。でわ、どうしたら 手ブレを防げるの?」
シャッター速度が手やカメラのブレを無視できるくらいに速ければ、当
然手ブレ写真にはならないですよね。 その逆に、シャッター速度が遅
くなってくると手ブレ写真になる。
では、どの様なときにシャッター速度が遅くなるかというと、光量をも
っと取り込まないといけない場合で、結局は光量が不足している状態の
時に手ブレが発生しやすいと言うことになります。
カメラによっては、手ブレ警告マークが表示されるものもありますから
このマークが出たら
・光量を増やす
・カメラがブレないようにする
と言う対策を考える必要があります。
1) 光量を増やす方法
フラッシュを使うのが一番安直ですが、フラッシュを使うと
・赤目になる(ペットの場合は 目が金色に光ってしまう)
・きつい影が出て汚い写真になることがある
注:カメラ内蔵のフラッシュの光量は思ったほど大きくはなく、
多くのコンパクトデジカメの場合は 2〜3m程度しか届き
ません。 また、被写体に近づきすぎると 今度は光が強す
ぎて 顔が真っ白になったりします。 ですから、フラッ
シュ撮影をするときは、被写体が1〜3m程度の範囲に入る
ようにして撮影しましょう。(ごく一部のコンパクトデジカ
メでは 5m〜7m程光が届くものもありますが...)
2) カメラがブレないようにする
コンパクトデジカメで三脚を使っている人は ほとんど見かけま
せんが、超小型の三脚もあるので一つ持っていると良いかも知れ
ません。
手ブレ写真を防ぐには、カメラ動かないようにしっかり固定すれば
いいわけですから、カメラをテーブルなどに押しつけて撮影すると
良い結果が出ます。
【カメラの固定方法の例】
http://www.e-photo.ecnet.jp/mz/002/002e.htm
手ブレ対策と言えば、一部のメーカーから Anti-Shake(手ブレ防止機能)
付きのカメラが売り出されているので、これからデジカメの購入を検討
されている方は 購入候補として考えると良いと思います。 完全なもの
ではないですが、手ブレに関しては 相当有効なようですよ。
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で、本日の新しい知識は
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|【今週の知識】
| コンパクトデジカメは ピンボケ写真より
| 手ブレ防止に気をつけよう!
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でした。
それではまた来週。 Have a nice weekend!
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